2011.10.10 [Mon]
『間取り図ナイト8~秋の新物件祭り!』ライブレポート:今回も満員御礼!生ける伝説間取り図ナイトが新ネタ大放出!(11.9.24開催)
”生ける伝説”と称される抱腹絶倒の超人気イベント
『間取り図ナイト』が満を持してカルカル4周年祭りのトリを飾る!
大爆笑な間取り図、有り得ない間取り図、素晴らしい間取り図…。
間取り図が大好きな人達(マドラー/マドリスト)が一同に集まり、
厳選された沢山の間取り図をただひたすらに眺め、愛でるという
非常シンプルなスタイルのイベントであるが、
同時に間取り図という限られた情報を元に
無限の想像力&妄想力が爆発する場でもある。
歴史を振り返ってみると、第1回目の間取り図ナイトは
カルカルがオープンしてまだ日の浅い2007年10月に行われた。
そのときのお客さんは僅か10人足らずだったという…。
しかし、口コミでその面白さが急速に広まり、
瞬く間にカルカル屈指の超人気イベントへと伸し上った。
前売りは毎回ソールドアウトが続き、
2月には地方公演(大阪ツアー)も行われた。
今回もチケットはもちろんソールドアウト!
カルカルとともに大きく成長したイベントの代表格でもあり
4周年ファイナルを締めくくるのに相応しい。
今回は豪華2daysの開催となった。
まずは1日目。
秋の新物件を引っ提げて客席を爆笑の渦に巻き込んだ
『間取り図ナイト8』の様子をお伝えする。
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イベントスタート!
司会進行はカルカルの横山店長。
イベント主はmixi「間取り図大好き!コミュニティ」の管理人である
森岡友樹さん
そしてコメンテーターは第1回開催からずっとこの2人!
大塚幸代さんと大山顕さん (from デイリーポータルZ)
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《1.間取り図ナイトとは?》
間取り図のスライドを見て愛でる。
ただそれだけ!
見た瞬間にどよめきが起こる間取り図もあれば…
少し遅れてジワジワと来る間取り図もある
おバカ物件ばかりではなく
「真面目な間取り図」、「素晴らしい間取り図」も愛でる。
例えば…
森岡さんが「素晴らしい!」と絶賛する間取り図
この間取り図のどこが素晴らしいのかというと、
森岡さん曰く
「サイズ的にも普通の物件なのだが、二面採光で
浴室とトイレが独立して存在し、L字キッチンを備えるなど
機能面で優れ、且つ、それらの配置が美しい!」
とのこと。
うーん、分かるような分からないような…。(汗)
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《2.間取り図はどのように作られるのか?》
大家さんとお客さんの間には
元付けの不動産屋と客付けの不動産屋が存在する。
元付けの不動産屋は大家さんについていて
大家さんから物件の情報提供を受け
それを不動産屋専用のデータベースなどに登録する。
客付けの不動産屋はそこから物件情報を引っ張ってきて
各種情報メディアに掲載するという仕組になっている。
間取り図は大家さんが描くこともあるし、
仲介の不動産屋が描くこともあるとのこと。
話がややこしくなったが、大事なポイントは
お客さん以外は皆、間取り図を描く可能性があるということと、
情報伝達の過程で間違いが起こると伝言ゲーム式に
その間違いが増幅されやすいシステムであるということの2点。
「どうせ不動産屋さんがキレイに描き直すだろう」と
大家さんがラフに描いて提供した間取り図が
そのまま情報メディアに掲載されてしまうことや
ほんの些細な作図ミスが積み重なって、
通常では考えられない間取り図を生み出してしまうことなど
間取り図は様々な「トンデモ」が起こりやすいモノである。
・「どうしてこんな間取り図になってしまったのか?」
・「この間取り図は本当に正しいのか?」
その答えを出そうと全力で考察するのも良し、
グレーな部分はグレーなまま残して妄想を膨らますのも良し。
受け手が自由な心で自由に楽しむことができる。
それが間取り図観賞の醍醐味と言えるだろう。
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《3.間取り図の基本(作図について)》
基本的には専用のツールを使って間取り図を作成していく。
しかし、それでも世の中には様々なタイプの間取り図がある。
完全手抜き風
おそらく大家さんが描いたモノと思われるが
これが不動産情報メディアに載っているということは
これを載せようと思った不動産屋がいるということになる。
「どうしてこうなった!?」的な間取り図は世に無数に存在する。
無駄にファンシー風
エヴァンゲリオン風
サイバラ先生風
本人が描いた言われたら信じてしまうクオリティ。
俄かに信じられないかもしれないがこれらは全て
不動産情報サイトに実際に載っていた間取り図である。
これより下に登場する間取り図も然り。
間取り図の基本を押さえたところで
怒涛の「間取り図スライドショー」が開演!
※ライターより
間取り図が全てを語ってくれるので
多くのスライドの写真を貼りまくる方針で作成しました。
大雑把にザッと眺めて気になる間取り図を見つけたら
スクロールを止めてじっくり味わってみてください。
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《4.”呼び方”色々物件シリーズ》
押入れを「倉庫」と呼んだり…
「保庫」ってなんだ?
森岡さん「ワインセラーとかじゃないですかね?」
過去の間取り図ナイトに自宅にワインセラーのある
ソムリエさんが来ていたこともあったので
その可能性もなくはないが、
大山さん「さすがに和室6帖でワインセラーはちょっと…」
ワインセラーかどうかはともかく、
このように間取り図上の限られた情報から
色々と想像を広げていくのがこのイベントの正しい楽しみ方!
但し、実際の物件を見て答え合わせをしない限り
答えは永遠に闇なので、スッキリしない感も残ってしまう。
その”手の届かなさ”もまた間取り図の魅力である。
「食堂」と名乗ってみたり…
(そもそもキッチンがない!?)
何と呼ぶのが適切なのかすら考えるのが面倒になって
投げやりに「その他」で済ませてしまう不動産屋も
横山店長「”その他”って呼んじゃった…」
大山さん「いや、ちょっと待って!最大の問題は…」
問題の箇所を拡大
大山さん「玄関入れない…!!」
森岡さん「このドアの開き方だとトイレだって入れないよ」
大山さん「一つの間取りにボケは一つにしてほしい!」
このように1枚で何度でも美味しい間取り図もある。
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《5.間取り図と実物の印象が大きく異なる物件》
間取り図だけ見るとごく普通の物件のようだが…
実は”隠し階段”になっているという
右側に謎のハナレがある物件
実際の物件(間取り図にある通りトイレと流し台が並列)
アトリエ13帖付き物件
間取り図から想像するに非常にオシャレな物件のようだが…
実際はと言うと…
間取り図だけでは絶対に分からない実情…。
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《6.大雑把すぎたり細かすぎたりな物件》
大塚さん「えええええええ…!?」
大山さん「小数点以下って全然意味ないじゃん!」
逆に平面図をそのまま載せてしまった詳細な間取り図
大塚さん
「引っ越し前にIKEAに行って家具揃えるのに便利そう!」
大山さん
「柱の真ん中までの寸法なのか柱の角までの寸法なのか…」
(↑神経質すぎ:笑)
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《7.秋の新着物件・その1》
お風呂場を隣の部屋から覗ける仕様
横山店長「これは確実にプレイ部屋だ!」
超巨大部屋
大山さん
「そこまで広いならトイレとかお風呂とか広くすればいいのに」
森岡さん
「世の中には常識で測り知れないことがあるんです!」
ニコイチ物件(カワイイ)
過去の間取り図ナイトでは
ニコイチばかりを集めて紹介した時間帯もあったように
ニコイチは様々な想像を駆り立てられるネタ物件である。
線対象な形状となりやすいことから
見た目が可愛い間取り図になりやすいのも特徴の一つ。
土間のある風景 (グッとくる)
部屋からトイレに行くのに浴槽を経由
ここで大山さんが
「コレって学校のプールにあった腰洗い槽みたいだ!」
と言い出し、しばし、腰洗い槽の話題で盛り上がる。
大塚さんが「微妙に屈辱的だった」と語る腰洗い槽は
実際にはあまり効果はないらしく、
むしろ強すぎる塩素が体に良くないとの理由で
現在は殆ど使われなくなっているらしい。
(話を元に戻します…)
人はちょっと通れない…
猫を飼っている人はこの間取り図を見て
「おっ!猫にちょうどいいぞ!」と食いつくのだろうか?
実際、猫のためにドアの下に小さなドアをつけたりしている
愛猫家の方も結構いらっしゃるようなので
猫専用通路のある物件が売られていても不思議ではナイ。
律儀な記述
広さは6帖あるのにわざわざ5帖表記にしている。
そんな律儀な物件がある一方で…
サバ読み物件!
探せばいくらでも出てくるサバ読み物件!
大山さん
「これって家電製品とかだったら大問題だよね?
8キロ洗えますと言いながら
5キロしか洗えない洗濯機を売ってるようなモンだし!」
森岡さん
「いや、でも、現状優先って書いてあるんだよね」
大塚さん
「動くお金が大きいのにねぇ…」
不動産屋にとってあまりに便利な”現状優先”という言葉。
逆にお客さん側は十分な注意が必要かもしれない。
このぐらい潔く言い切ってくれれば(笑)
ここで前半終了。
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《物販紹介》
物販コーナー
間取り図iPhoneケース
間取り図ハンカチ
間取り図バッジ
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《8.恵比寿の不動産屋の店頭間取り図》
後半は大山さんのスライドから
恵比寿駅近くにある不動産屋の
窓ガラスに貼ってある間取り図が凄まじいという話。
想像の遥か上を行く衝撃度だった
一同「えええええええええーーーー!?!?」
横山店長「これは修悦体(※)を超えるかも!」
大山さん「修悦体の次はコレが来ますよ!」
※修悦体についてはコチラを参照(大塚さんの記事)
こんな間取り図が窓ガラス一面に貼られているらしい
何と書いてあるか読めますか?
(正解は恵比寿)
インパクトは強いのだが解読不能すぎる文字で
果たして商売になっているのだろうか…?
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《9.秋の新着物件・その2》
玄関から部屋に入るにはキッチンを乗り越える必要が!
コンロの上を通るので危ない。油でベトベトになりそう。
洋室と書いてあるが…???
「杉」!!
”素材推し”なのは良いが大事な情報が抜け落ちている。
ぽんりゅーーーむ!!
森岡さん「やっぱりポンリュームですよ!」
大塚さん「ポンリュームかぁ!そうだよね!」
大山さん「まぁ、今はポンリュームだね!」
横山店長「え、何?ポンリュームって!?」
大山さん&大塚さん
「まさかポンリュームを知らないんですか?」
悪ノリした客席からも「時代はポンリューム!」の声が。(笑)
ポンリュームというのはクッションフロアの素材のことらしく
先ほどの「杉」と同じで”素材推し”ということになるが
一般のお客さんには認知度が低すぎて全く伝わらない。
動揺気味の横山店長「知らないの俺だけかと思った…」
部屋から出て階段を昇って部屋に入って……あれっ!?
昔の遊園地にあったようなミステリーハウス的な構造だろうか。
部屋が傾いたりしていない限りこうはならないと思う。
これも階段絡みのネタ。史上最強の難問を解け!
皆さんも考えてみてください。
1階は間違えようがないのでコレで正しいとして、
1階から階段を上がって行くと、
2階には逆の向きに上がってくることになる上に
2階のトイレのドアが宙に浮いてしまう???
上がってくる向きが逆だとすると
今度はトイレに突っ込むことになってしまう???
私も少し考えてみたのだが良く分からない。
1階と2階の間に図示されない階段が折り返す踊り場があって
その踊り場の部分にトイレがあると言う考え方はどうだろう?
でもそれだと1階のトイレの天井がもの凄く低くなってしまう…。
新語登場!?
玄関とキッチンが一緒になっている物件。
「玄関」+「キッチン」=「玄関チン」。
台所がないと思って良く見ると浴室にソレっぽいモノが…?
実際こんな感じらしい(山小屋みたい)
古いアパートの入居者募集のページ
備考欄に
「とりあえず住めたらいいという方いかがでしょうか」
との記述有り。その正直過ぎる記述も凄いが
上の赤丸の部分はさらに凄い。
「レトロアパートメントチャレンジャー求む」!!
マドラーの憧れ=山岡さん物件!
「山岡さん物件」の説明はコチラを参照。
ひと言で説明すると
ビルの屋上にプレハブ等で設置された物件のこと。
山岡さん物件に住んでいる人は意外と多く存在していて
過去の間取り図ナイトにも数名、
山岡さん物件に実際に入居している人が来ていた。
(不思議なことに女性ばかり)
ただ、住宅として使うのは恐らく違法であると思われ、
そのせいか不動産情報サイトに掲載されることは少なく
マドラーの間では希少価値の高い間取り図となっている。
トイレだけ屋上にある物件(これは嫌だ…)
部屋はないけど土間はある
こんな間取り図は見たことがない…。
土間物件なのに無駄に気取って
トイレを「ユーティリティ」と呼んでいるあたりもツッコミどころか。
謎のコンビニ(?)付き物件
商品棚があってテーブルがあって……ミニストップ!?
それと4号室は直接室内にアクセスすることができない。
4号室からトイレに行こうとすると直線距離は短いのに
大きく回っていかなければならない不便さ。
これは素敵な間取り図!
外観はもっと素敵だった
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《10.お客さんの描いた間取り図コーナー》
このイベントは開演待ちの時間に
お客さんに自分が住んでいる(或いは住んでいた)家の
間取り図を描いてもらい、それをイベントの最後に
出演者がいじるというのが恒例となっている。
本編より盛り上がるとも言われ、
過去にも様々な伝説を生んできたコーナーである。
(参考→間取り図を描いて見せてください by 大山顕 )
皆さん間取り図を描くのが上手すぎる!!(驚)
毎回、墓ビュー物件に住む人がいじられる
「角を曲がるトラックに角を削られるので角をなくした」(笑)
お客さんが描いた間取り図には基本情報の他に
家具の配置や時には家電のスペック等まで
生活感溢れる情報が大量に記入される傾向がある。
冷蔵庫つかってない!Macつかってない!PCつかってない!
猫を描きたがる人がやたら多い(笑)
横山店長曰く
「このイベントも4年やっているけど
お客さんが描くテレビがどんどん薄型になっていくのも
時代が流れているんだなぁと実感する」
言われてみればそうだ。
「生きたイベント」である証しなのかもしれない。
そんなこんなでお客さんがあまりにも事細かに
生々しい生活感溢れる情報を書き込むものだから…
だんだん間取り図よりも付加情報に夢中になるステージ
怖い怖い…
ますます間取り図そっちのけに!!
この日はニコニコ生放送が行われていたため
カメラに向かって「荷物取りに来てくださーい!」と訴えていた。
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今回初めてニコ生の中継が行われたが
視聴者は3万1000人を超え
タイムラインは「おもしろい」の声で溢れていた。
必要以上にゴチャゴチャとツッコミを入れずに
間取り図と最低限の情報だけを与えて
後はお客さんに自由にのんびりと考え味わってもらう。
そんなスタイルがウケているのだと思う。
日本人はみんな間取り図が大好きで
間取り図を眺めるときには自分であれ他人であれ
必ずそこに住む人の生活を重ね合わせている。
言うなれば間取り図はその人の「生き様」を映す鏡なのかもしれない。
間取り図のスライドを見て楽しむだけの”ゆる~いイベント”が
今後も”ゆる~く”続いていくことを期待したい。
(ライター・GAMA)





