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ライブレポート

『廃道ナイト(4)よん!~納涼!節電!!廃隧道で夕涼み~』ライブレポート:毎回即完売の異常超人気の世界に一つだけの廃道好きの大集会!(11.8/13開催)

人に捨てられ、人が通らなくなった道=『廃道』。

そんな廃道を愛して止まないオブローダー達が
今回もお台場はカルカルに大集結…!!

さて、「節電」が叫ばれるこの夏、
冷房設備の使用をためらっている方も多いことだろう。

でも暑い!実に暑い!

だったら涼しい場所へ行けばいいじゃないか!
とっておきの”涼みスポット”がある。

そう、それが『廃隧道』だ!!


…というワケで、4回目の開催となった廃道ナイト。
今回は隧道“涼みスト”のヨッキれん氏が
廃隧道での究極の涼み方を提案&伝授してくれる。

また廃道熱中人としてテレビ出演を果たした
和装女流オブローダー・トリ氏が番組の舞台裏や
理想の王子様(廃道)像を語り尽くす。

もちろんガチな超危険・廃道探索レポートも…!


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開場10分前…
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カルカルのバルコニーは入場待ちのお客さんで埋め尽くされていた。
皆さん、この日を心待ちにしていた様子。

今回はチケットが早々にSOLD OUT!
ユーストの生中継も行われなかったため
見たくても見られなかったという方も多いのでは…?

そんな今回”残念さん(後出)”だった方々も
本”長編”レポートでお楽しみ頂ければ幸いです。


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【イベント特別メニュー】


毎回趣向を凝らして考案されているイベント限定メニュー。
今回は充実の5品が提供された。


隧道モヒート(ラム酒+トニック+ミント)
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納涼(ブルーキュラソー+カルピス)
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節電カクテル(メロンシロップ+コーラ)
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厳しい電力事情をイメージしたノンアルコールカクテル。


隧道食べラーチャーハン
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ちくわを隧道に 見立てた人気メニューが復活。
チャーハンの山をちくわトンネルが貫通している。


深い緑の廃道スープ
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【出演者紹介】


途中ゲストも登場するが、まずは本日の”主役”の紹介から。


ヨッキれんさんこと平沼義之さん(以下ヨッキ氏)

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自転車で颯爽と登場したヨッキ氏は
廃道に関する『山さ行がねが』という超人気サイトの管理人。
廃道の楽しさを一人でも多くの人に伝える為、
毎日廃道のことばかりを考えながら過ごしている33歳。
愛用の自転車で廃道探索に挑むのが彼の基本スタイル。


トリさんこと石井あつこさん(以下トリ氏)
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着物でおしとやかに登場したトリ氏
普段は和裁や着付けを特技とする育ちの良さげな会社員。
しかし、休日となると愛する王子様(=廃道)を求めて
アクロバティックに野山に突撃する本格派のオブローダーと化す。

今年2月にNHK(BS)の「熱中スタジアム」という番組で
廃道熱中人”として紹介され、只今人気急上昇中!
最近では某旅行会社が企画した「横須賀隧道ツアー」において
ツアーガイドを務めるなど活躍の場を広げつつあり
「廃道界のジャンヌ・ダルク」と呼ばれている(らしい)。

着物で廃道を巡ることもしばしば。
横須賀隧道巡りを企画した旅行会社の課長さんには
「廃道で着物を着る意味が分からない!」
と評されたらしいが、「意味」はちゃんとあるらしく

トリ氏
「古い道をアンティークの古い着物で歩くことで
その当時の人達の気持ちに近づけると思うんです!」


…と、素晴らしいコメント。

トリ氏にとっては王子様に会う際のドレスコードが
「着物」ということなのかもしれない。


本題に入る前に二人から提案が…。


「オブローダー同士の挨拶を決めようじゃないか!」
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「はい(廃)、どう(道)もー!!」
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ダジャレと言うなかれ。

オブローダーの皆様には、是非、積極活用をお願いしたい。


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【前半の部】

第1講:廃隧道で涼みたい


「クーラーより廃隧道だっ!」
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今回のイベントのサブタイトルは
「納涼!節電!!廃隧道で夕涼み~」 である。

地上よりトンネルの方が涼しいということは
誰もが経験的に感じていることであり、
ならば「それを節電に生かそう!」という試みである。

…が、客席は何やら微妙な空気感。

ヨッキ氏(困惑気味に)
「あれれ…。あまり賛同を得られない…???」



普通に考えて廃隧道まで行くエネルギーの方が
よっぽど大きいだろというツッコミどころはある。

しかし、トリ氏曰く
「今年の夏は山とかにキャンプ行くのが流行ってます!
家にいると無駄に電気を使ってしまうので
山などで電気をなるべく使わずに過ごそうという…」


その一つのモデルケースとして

「廃隧道へ行こう!」ということなのである。


前置きが長くなったがここでVTR。
ヨッキ氏と農業用水路橋愛好家のミリンダ細田氏
(二人合わせて→廃道涼み推進協議会)が作成した
「廃隧道涼み」の実践ドキュメントだ。


今回は映像での出演となったミリンダ細田氏(以下細田氏)
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まず最初にヨッキ氏と細田氏は
地元に程近い北秋田市のたたらトンネルへと向かう。
ここは廃隧道ではなく現役バリバリのトンネルである。

この日の気温は32度。しかしトンネルの内部は28度
弱冷房レベルだがトンネル内は確かに涼しいことが分かった。
しかし、車が勢いよく通過する現役のトンネル内では
とても落ち着いて過ごすことはできない。

 
細田氏「やっぱり廃隧道だべな!」

 

…というコトで、
二人はたたらトンネルから少し離れた
奥羽本線旧線の廃トンネルへと向かった。

しかし、ここはかつて
トンネルの内部で牛が飼われていたことがある(?)らしく
牛糞のニオイが立ち込める異様な空間。

更にこの時は野犬が潜んでいたのか
犬の激しい鳴き声が何重にも響き渡っていた。
隧道の中からジワリと流れ出す冷気は感じられるものの
「精神衛生上極めて良くない!」との理由でここもNGとなった。


トリ氏
「近場で安易に済ませようとしたのが失敗ですね」



ヨッキ氏
「だから行ってきましたよ!正統派の廃隧道へ!」



龍ヶ鼻隧道ー!!
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ところが…!!
外気温32度に対して隧道内は期待外れな30度…。

現役のたたらトンネルにも負けるというまさかの事態。


ここまでの”まとめ”
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トリ氏
「要するに成功例ゼロということですよね…#」



さすがにコレでは本当に企画倒れになってしまうので
ヨッキ氏は温度計を抱えて
廃隧道界の聖地である栗子隧道へと向かった。


外気温は26度
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標高900mなのでもともと涼しいという事実には
全力で目をそむけて話を進める



中に入ると20度と冷え冷え!(-6度の冷却効果
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一方のトリ氏も山梨県秋山村にある雛鶴隧道へ。


廃隧道に浴衣美女現る!? 外気温は33度
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それが隧道に入ったとたんに…


お分かり頂けただろうか…?(心霊写真かよ…)
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ここでも洞内気温は26度-7度の冷却効果を確認。


廃隧道はやはり涼しい!!


もっとも”廃隧道口に浴衣の女性の姿”という
視覚的ホラー効果の方が
実は何倍も”涼しい”気がするのだが…。


山奥の廃隧道で”この画”は恐ろしすぎる…
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あまりの恐怖画像にヨッキ氏も引き算を間違える始末。
(外気温33度-洞内温度26度-7←これが正解)

 
とにもかくにも、ようやく「廃隧道涼み」が成功!


ところで、なぜ先の龍ヶ鼻隧道はあまり涼しくなかったのか?

それは龍ヶ鼻隧道は直線的且つ長さも短いため、
風が冷やされる前に抜けてしまうためらしい。

そこでヨッキ氏は隧道の長さと気温との
相関関係について調査を行いその結果が発表された。


調査対象は仙秋鬼首トンネル
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仙秋鬼首トンネルは全長3500mと東北屈指の長さ。
洞内気温のサンプル調査としては適している。

温度測定をしながらトンネルの中を移動し
得られた温度データをグラフ化していく。

するとトンネル内と外気温と差は最大で5度あり、
長いトンネルの中はやはり涼しいことが証明された。

注目すべきは坑口付近の温度変化が大きいコト。
普通に考えるとトンネルの一番深い部分が
最も気温が低いと想像できるが実際はグラフの通りである。

トンネル内の経路に標高差は殆どないため
標高が温度に影響を与えていることは殆どないと言える。

ヨッキ氏が色々と調べた結果、
土被り(トンネル上端から地表面までの距離)が
大きいほど気温が低い傾向がある
ことが判明した。


ヨッキ氏「わかったぞー!!」
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ヨッキ氏
「これ凄い発見でしょ!ここ拍手するところです!」



客席拍手。(←やや困惑気味に)


トリ氏
「お子さんのいらっしゃるお客さんは
コレ、夏休みの自由研究にいかがですか?」



ヨッキ氏
「夏休みの自由研究レベルなのかよっ!」



土被りとの距離が温度の因子であることは
土木関係の人には常識かもしれないし、
我々一般人にとっても割と容易に想像つくかもしれない。

しかし、自分の足(自転車)で3500mもある
トンネルの内部の温度を実際に測定を行い
それを基に結論を導いたことは素晴らしいと思う。
自然科学における現地調査は机上の理論に勝るのだ。


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第2講:道路趣味者の感性から見た残念な風景


廃道ナイトは文字通り廃道に関する豆知識や
実際の探検結果などを語るイベントであるが、
せっかく”道路好き”が集まっているのだから
道路に関するエトセトラや小ネタも紹介して
「みんなで笑いましょう」といった趣旨も含まれている。

道路を愛する者から見て「これは残念!」という
ガッカリな風景を集めスライドで晒していくのがこのコーナーである。

道路趣味者な皆さんに言わせると道路残念界の絶対王者は

問答無用で 「ふれあい橋」 であるらしい。


「ふれあい橋」は全国に星の数ほどある
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「ふれあい橋」といってもピンからキリまで様々だが
概ね片田舎の観光施設の近くにあって、
自己主張ばかり強く、使う人のことをまるで考えていない
駄目デザインの橋であることが多いとのこと。


その典型例
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橋を渡ってそのまま直進すると柱にブチ当たるという
ダメダメな仕様になっている…。


「ふれあい橋」以外にも残念な橋は多数あるとのこと。

例えば…


トリ氏の生息地にある「恐竜橋」
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親柱のモニュメントが恐竜
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ヨッキ氏
「恐竜の化石が出たワケでもないのに何だそれは!(怒)」



この日はなぜか多摩市の橋が集中攻撃された。
「ゆうゆう橋」「るんるん橋」等がヤリ玉に挙がっていく…。


ヨッキ氏曰く
「平仮名四文字という時点で残念臭が漂い過ぎる!」



ここまでの話を聞いて、どうもヨッキ氏は
廃道マニアだけあって昔ながらの姿や形の橋が好みで
名前も「質実剛健」なモノに親しみを持つと想像できた。


怒りのダメ出し中。「こんなネーミングゆるさーん#」
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…と、こんな調子で
いくつもの残念橋がヨッキ氏によって切り捨てられていったが、
例外的にヨッキ氏やトリ氏の心を捉えた残念橋もある。

それは山陽自動車道に架かる、その名も…


ざんねんさん橋」…!!
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実はこのすぐ近くに「残念社」という神社がある。

時は慶応2年、単騎で西に向かって馳せる
幕府軍の武士・丹後宮津藩士の依田伴蔵が
長州軍が戦闘員だと勘違されて狙撃を受け
「残念!」と言ってこの場に倒れたという。
その死を悼んで出来た神社がこの残念社であり
以来、残念な人(=残念さん)の信仰の場となった。
それが橋の名前の由来になっているという。

このような土地の歴史と繋がるネーミングは
非常に意義深いモノだと感じると同時に
「ふれあい橋」や「るんるん橋」というネーミングが
いかに何も言っていないかが良く分かる事例とも言える。



さらに「残念な風景ネタ」が続く。

ヨッキ氏やトリ氏が旅先で見つけたという
”残念な風景”が計10本紹介された。


山形県の摩耶山鳥獣保護区区域図…(矢印の部分に注目)
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山口県!?(どうしてこうなった!?)
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捨てられたマネキン
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トリ氏
「まず臭いを確認してリアルかどうかを調べましたね…」



着物姿で廃道をうろつくトリ氏も怖いが、
廃道にマネキンが転がっていたら心臓に悪すぎる。


ここで 2011年残念大賞(暫定)1位 が発表される。


それは中山隧道…!!
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日本最長の手掘り隧道として
オブローダーにはお馴染みの隧道であるが、
近年観光スポット化した影響から
擬木コンクリート坑門が設置されてしまったという。


元々のお姿…
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ヨッキ氏&トリ氏
「そのままでいいのに…(深い溜息)」



これには客席も全員「同意」の様子。


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第3講:粋な道路


残念な画ばかり見ていても仕方ないので
ここでゲストを呼び込んで「粋な風景」を紹介してもらう。


RoadJapanの管理人=nogana氏が登壇
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「粋な道路風景」として
国道32号旧道の「左方背向屈曲」を紹介してくれた。


旧道としては珍しく真っ直ぐで現在の国道32号と併走する
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こんな道がなぜ旧道となったのか?


その答えは旧道に入った途端に感じ取れるらしい
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尋常ではない大きさの警戒標識がいくつも並ぶ光景。


ヨッキ氏
「見逃したら死ぬぞー!という勢いだな…」



自動車との比較で標識の巨大さが分かる
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よっぽど”危険なモノ”がこの先にあるらしい。


そして進んだ先に現れたのが…

 
坂を下っての直角クランク!!
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危険すぎるクランクだけでなく
コケの生えたコンクリート壁の質感、
剥がれかけたゼブラ模様、太めのセンターライン、
そのままになっている信号機…等々、
道路好きにはグッとくるポイントが凝縮された
まさに「粋!」な光景がそこにはあった。


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第4:粋な道路映像


続いてヨッキ氏が関係者から極秘入手してきたという
超お宝映像が上映される。


国道13号線が作られた時の記録映画ーー!!
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トリ氏も「素晴らしいですね!!」と感激の表情。


ウネウネでヘアピンすぎる当時の国道13号
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バスの運転手の凄まじいハンドル捌きが衝撃的だった
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一瞬マリオカートWiiでもやっているのかと思った…。


そして現役時代の栗子隧道の姿が…!!
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現在の栗子隧道。「ここにおにぎりがあったんですよっ!!」
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ステージも客席も興奮気味!これは感動的!


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第5講:オブローダーの自由研究(1)


夏休みということで
「オブローダーも自由研究をやろう!」と。

まず発案者のヨッキ氏が自らの研究成果を発表。

テーマは『連続名称』。


例えば黒沢号橋→号橋→・・・・→号橋
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このように連続して配置された建造物の
名称の付けられ方について調べてきたとのこと。

最もオーソドックスなタイプは上記のような
「第(数字)号橋」といった数字を使うケースだが、
単純に数字ばかりではない事例も多々存在する。

例えば、12個連続して並ぶトンネルや隧道を
睦月橋如月隧道弥生隧道………師走隧道
陰暦の月の名称で順に命名をしていたり、
或いは八(はち)橋郎(おとこ)橋潟(かた)橋
3つ繋げると何かの言葉になる名称(ここでは八郎潟)、
大橋/小橋高橋/低橋のように
対比名称をつけられている連続橋などもある。


「八+郎+潟」の発展型として11本の橋の名前を繋げると…
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石碑に刻まれた詩になる大掛かりなネーミングもある
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そして、ヨッキ氏ブチ切れな「残念な名前」シリーズもある
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大森沢そよかぜ橋、片倉森であいトンネル、オシドリトンネル、
片倉森かがやきトンネル、片倉木もれびトンネル…等々。


自由研究まとめ
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ここで前半の部が終了して、15分間の休憩 …の前に!!


トリ氏によるイベントグッズPRタイム
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盛況だった物販コーナー
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では、後半戦へ!


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【後半の部】


第6講:あの番組の舞台裏&プチ上映会


今年2月にNHK(BS)の『熱中スタジアム』
”廃道熱中人”として出演したトリ氏。

その番組映像を見ながら収録の裏話などを
色々と伺おうという趣旨のコーナー。

悪天候続きで廃道ロケに行けずディレクターに
「この雨男がっー!」と暴言を吐いてしまったことや
廃隧道に抱きついて愛を表現したのに
全部カットされてしまったこと、
道らしい道が残っていないを場所に進もうとしたら
「そんなところにカメラ行けないからー!」
と言われて引き返したコト…。

また、いかにもトリ氏の直筆のように見えた
オープニング画面の「廃道LOVEheart01」の文字も
「放送を見たらそうなっていた」とのことで
実は全然トリ氏の直筆ではなかったという事実など
次々と明らかにされた。

廃隧道を見上げながら放心気味に
「ヤッ…バイですよね…」と目を輝かせてつぶやく
トリ氏の姿がとても印象的であった。


王子様(数坂隧道)に心を奪われ中のトリ氏
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第7講:オブローダーの自由研究(2)


夏休みの自由研究の2発目の発表は
ヨッキ氏でなくゲストのあづさ2号氏が担当。

ヨッキ氏は主に自転車、トリ氏は歩きで
それぞれ廃道を探索することが多いとのことだが、
あづさ2号氏は主に「バイクで…」ということになる。
つまりはオブ”ライダー”だ。


バイクで廃道を進めば当然のように…


こうなる…。
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ヨッキ氏
「バイクって転んでもいいものなの?」


あづさ2号氏
「いや…、あまり良くない…」


ヨッキ氏
「バイクが転べば普通に事故だよね。バイク危ないよ!」

 

あづさ2号氏
「いえ、危ないのはバイクではなく”僕”です!」



客席失笑。


(※いや、でも本当に怪我には気をつけてください!)


買って1週間のバイクもこの通り!
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ここでヨッキ氏が客席の誰もが感じていた疑問をぶつける。

ヨッキ氏
「ところでコレって自由”研究”なの…???」


あづさ2号氏
「いや、あの、頑張っている自分の姿を見せようかと…」



間違いなく「研究」にはなっていないのだが、
”頑張っている心意気”は強烈に伝わってきたので
ここは深く気にしないことにする。



あづさ号2氏の頑張っている姿(@1本杉峠)
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ちなみにココ(↑)は、
こんなに岩だらけでも立派な茨城県道なのだとか。



最後は栗子隧道からバイクで飛び出す映像で締め!
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あづさ2号氏
「車両もまだ走れます!栗子隧道は死んでません!」

 


客席からは賞賛の拍手!



春日野(?)隧道でも同じようにバイクで走りたかったが、
洞内に水浸しで、イモリが多数生息していたので
イモリに配慮してバイクでの走行を諦めたという
ちょっと優しいイイ話も披露したあづさ2号氏。



ヨッキ氏
「トリさんだったら絶対イモリ踏んで進むよね!」



客席大爆笑!


なるほど。みんなそう思ってるんだ


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第8講:世にも恐ろしい廃道の話



本日のクライマックス!
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「廃道ナイト」と言いながら生温い道路の小話ばかりで
ディープな廃道の話がなかなか出てこない。


「ヨッキれん、近頃たるんでるんじゃねぇの?」

…なんて、声が実際にあったかどうかはともかく
お台場に集まってくれたオブローダー達を
決してガッカリさせたりはしない。



ヨッキ氏
「今だってちゃ~んと命懸けてますよっ!!」



そこで今回発表するのが今年1月2日に探索してきたという
山梨県巨摩郡早川町の廃道のレポートへ。


場所の説明(@山梨県南巨摩郡早川町)
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早川町は「町」としては日本最少人口(1200人)。
四方を嫌になるぐらい険しい山々に囲まれている。
早川に沿って走る県道37号唯一の生活道路と言える。



探索のキッカケは旧地刑図
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早川に沿って特殊記号=軌道。
しかし、現在の県道37号とほぼ一致しており
そこに見るべきモノはなかった。
それよりももっと重大な事実を発見。



隧道だーーーー!!
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さらにもう1箇所、隧道を見つけ興奮するヨッキ氏。


現在の地図と比較してみると…
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なんと隧道があったと思われる道は
現在の地形図において点線すら残していない。


ヨッキ氏
「これは相当ヤバいもの見つけてしまったかも!」 


この廃道は他のサイトにはまだ一切書かれていない。



ヨッキ氏の行動力はオブローダーの鑑
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探索計画を説明中
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探索日は前述の通り1月2日。(寒そう…)


ヨッキ氏は青矢印の地点(新青崩トンネル)から山肌を見上げた
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すると、そこには…


”超”が付くほどの断崖絶壁!!!!
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こうなると一抹の不安どころではナイ。

何かの間違いだろうと思い、改めで断崖絶壁を再び目をやると…



断崖絶壁に何やら不自然なラインが見えるような…???
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角度を変えてもやっぱり”何か”ある…!!
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発見おめでとう
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しかし、あまりの断崖絶壁っぷりに…
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ビビリながらも廃道のラインを目で追っていくと
どうやら
地図になかった隧道もありそう様子…。


これは行かざるを得ないだろう!
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…ということで、意を決して入山したヨッキ氏。


やっぱり廃道はあった!(拍手)
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初めのうちは廃道に沿って手すりが設置してあったとか
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ヨッキ氏
「手すりとかあるとテンションが下がるよなぁ…」


などと、不満を漏らすヨッキ氏。
しかし、この後、手すりの有難みを思い知ることとなる。


さて、廃道を歩き始めてすぐに
東電が管理していると思われる穴を発見。

発電用の地下水路の行くための横穴ではないかとヨッキ氏。
この辺りの鋭い考察は歴戦のオブローダーならではか。



そしていきなり現れた第1の隧道!
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隧道内の様子。幅は1.5m、高さは1.8m。
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途中複数の横穴もあったが外には出られない。
そして出口へ向かうのだが…



迂闊に飛び出すと奈落の底へ落ちる仕様…
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栗子隧道を走っていた某オブライダーなら確実に逝っている

第1隧道を出たあたりでレールや犬釘を発見したとの報告。
しかし、軌道があったとも思えず謎は深まるばかり。
そして再び東電の穴を発見。どうやら水路は現役の様子。

先に進もうとするが…



難所に行く手を阻まれる
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思考実験を繰り返し、足の踏み場を探していく…
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そして、突破!!


難所を突破するとやはり地図にない隧道がある模様
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しかし、そこに辿り着くためにはもう1箇所、
先の難所よりも遥かに危険な断崖絶壁を突破しなくてはならない。



さすがにコレはヤバイ…
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足を踏み外せば確実に”終る”断崖絶壁…!


再びルートを見定め安全な足場を探るヨッキ氏
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そして、突破!


ヨッキ氏絶叫
「ほんっとぉぉぉーーーに怖かったっっ!!」



突破した先に待っていたのは地図になかった隧道
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この第2の隧道の手前には試掘孔(?)であろうか、
明らかに
人工的な行き止まりの穴が別にあったとのこと。


第2隧道の出口。やはり危険なニオイが…。
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案の定…
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前進はさらに困難になっていく…
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そして、最初に廃道を確認した新青崩トンネル付近まで到達!
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ここに第3の隧道!
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しかも、進行方向とは後ろ向きに口を開けてた。
隧道の中にはセメント袋などが散乱してたとのこと。

地図上では先ほどの試掘孔(?)と思われた
行き止まりの穴のちょうど反対側であることに気づく。



おおっ…!
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ヨッキ氏が探り当てた廃道は
ネタ満載の超特濃廃道であった!



さらに前進を続けようとするヨッキ氏であるが…


「どうやっても死ぬって…」
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これ以上の前進は不可能と判断。調査はここで終了となった。


最後に記念撮影(憔悴しきった表情が…)
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ヨッキ氏まとめスライドより抜粋>>

大正15年に水力発電工事の着工により
湯島から早川左岸の山中に導水隧道が開設され

それに伴行する形で工事用輸送路が岩壁を縫って作られた。

レールや犬釘は導水路内で使われていたのではないか?



ヨッキ氏が近くの集落で古老に伺った話
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一番下の項に注目!


上流の西山温泉へ湯治に行く人が

”浴衣姿”で通っていた。



こんな険しい道を!
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浴衣姿で…!?
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ヨッキ氏
「この道を浴衣でなんて絶対無理!早川町の人は冗談が過ぎる!」


いや、冗談ではなく、実はこの時代に
トリ氏(前世)が存在していたのかもしれない。

…なんて輪廻な話はともかくヨッキ氏の発表は凄かった。
手に汗を握る緊迫の廃道探索レポートに拍手!!



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第9講:トリクイズ


イベントの最後にまったりとトリ氏によるプレゼントクイズ。



ごく簡単な3択問題から…
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どうにも当てようがない10択問題まで(笑)
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”長編レポート”と題して90枚を超える写真を使い
イベントの様子を詳細にお届けしましたが、
それだけ”内容の濃い”イベントでした。

「廃道」
は先人達の汗と涙の結晶であり、
そこには当時の生活や大小様々な歴史が眠っている。

人に捨てられた道を歩き、表舞台から消えた歴史に触れ、
その時代の生活や出来事に思いを馳せることで
人は優しい気持ちになれるのではないかと思いました。



(ライター・GAMA)


-/-/-/-/-/-/-/-/-/-/
注意!>>
廃道探索には非常に大きな危険が伴います。
出演者は皆、安全を確保した上で調査を行っており、
安易な真似は生命に危険が及ぶ可能性があります。
また、立入りが制限されている場所にむやみに立ち入った場合、
法律で罰せられることがあります。

万が一、本公演に関する種々の情報を基に行動し、
身体・動産その他の物に重大な障害が生じたとしても、
出演者及び弊社は一切の責任を負いかねます。

09:35
from Twitter
@tokyoculture2 からのツイート
東京カルチャーカルチャー公式Facebookページ
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カルカル、生中継やってます。
アーカイブあります。

お台場 近っ!!

りんかい線で新宿から23分!渋谷から17分!池袋から28分!

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