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ライブレポート

『中村元の超水族館ナイト2011冬~ペンギンから人生を学べ!その2~』ライブレポート:超キュート!今回もビックリ&爆笑話満載で中村節炸裂!日本におけるペンギン学の第一人者、上田一生との無敵コンビでペンギントークは止まらない!(11.2/5開催)

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例えば、入社試験でいきなり「ペンギンについて知っていることを語ってください」とか言われたら、普通は1~2分で言うことがなくなると思う。

しかし!
ペンギンのことなら2時間でも3時間でも24時間でも、延々喋り続けられる方が2人いらっしゃいます!
中村元さん「ペンギン会議研究員」の上田一生先生

いやぁ~、今回もトイレに行くのを忘れるくらい、話が尽きなかった「超水族館ナイト」
実は開演の1時間以上前から、スクリーンの目の前の特等席で見たいというファンで大行列ができていたのもうなずけます。
今回も、長らくお待ちいただいたお客さんに、ペンギンのように太っ腹の海洋堂からフィギュアがプレゼント!

Photo

▲寒空の下、お客さんがペンギンのように足を動かしながら待っているではないか(しつこく書きますけど、開演1時間以上前ですよ)

まずは、恒例の特別メニュー紹介!

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▲一口飲めばエンペラー気分

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▲本物のアデリーペンギンも飲みたがるうまさ

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▲クイズ&フィギュアつき

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▲なんと、開場後3分で売り切れ

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テリーさん「最近、3回連続で売りきれてるんですよ。ペンギン効果ですかね?」

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中村さん「ペンギンじゃなくて、中村元効果でしょ(笑)」

お客さんの中には、皆勤賞(8回)の方も!
いらっしゃいませ!いらっしゃいませ!

まずは前回を振り返って、環境エンリッチメントの話に。

テリーさん「ペンギンがヒマそうにしているのが、良いのか、悪いのかっていう話でしたよね」

中村さん「そうそう。エンリッチメントっていうと、動物が幸せに暮らすことだと考えて、人間は、危険もなくて毎日ご飯が食べられるのが良いと思ってるけれど、そうではなくて、彼らの暮らしっているのは毎日危険だらけで、そういういことをやって彼らの本質が納得できるんだと。なので、波があるプールで泳いでた方が良いし、エサをとるのに苦労した方が良いし、彼女のとりあいをした方が良いし、そういうことに彼らの幸せがあるんです」

テリーさん「飼育員さんは、ペンギンの顔は見分けられるんですか?」
中村さん「分かりますよ。さすがにイワシだと分からないですけど(笑)。ただ、さすがに10羽以上になると厳しいです」

見分けるために、ペンギンに番号や色のついたバンドをつけている水族館も。

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中村さん「番号をつけてるのは小樽水族館ですね。番号をつけるのは、相当珍しいですけど。バンドをつけているのは飾りじゃなくて、レッドワンとかレッドツーとか呼んでるワケですよ。スターウォーズみたいですけど」

色も、(水族館によって異なるが)家系や入ってきた年で分けていたりする。

動物に名前をつけることについて

中村さん「動物園・水族館の中には、生き物に名前をつけたらいけないという風習があるんです。動物園や水族館の動物を擬人化したらダメだという風潮がすごく強いんです。可愛い、可愛くないだけで動物を考えてはいけないと。例えば、イルカは可愛いくて頭が良いから殺してはいけないとかっていうのはおかしいですよ。でも、名前をつけたらダメっていうのはまた違うと思ってて、人間と対等になるには名前をつけたほうが、はるかに良いと思います。あと、擬人化した方が動物のことがよく分かるっていう効果があるんです」

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ペンギンが南極で生息していると思われがちな理由

中村さん「日本人は、なぜかペンギンを南極だけに住んでいると思いがちなんです。その理由は二つあるんです。昔、捕鯨船がペンギンを持って帰りまして、だから基地のある長崎の長崎水族館(現:長崎ペンギン水族館)にペンギンがいっぱい集まったんです。あとはロッテのクールミントガムですね」
お客さん(笑)

今でも古い水族館に行くと、フンボルトペンギンなのに、南極ふうに壁が塗ってあったり・・ということがある。

中村さん「コウテイペンギンがなかなか手に入らないから、亜南極のオウサマペンギンを南極ペンギンとして展示しているところがありますね」
お客さん(うんうん)←大きくうなずく、ペンギンファンの方々

中村さん「冬に雪の上を散歩させている動物園がありますけど、そもそもオウサマペンギンは雪の上を歩きません!『ホントは雪の上は歩きません』ってアナウンスしてるんやないかと思うんだけど、どうなんやろうね」

おっと!中村節炸裂!

水族館と動物園と展示の仕方の違いについては、水族館は大きな魚が魚を食べたら、珍しい場面を見れたくらいの気持ちで見てもらえるのに、動物園だとライオンが何かを襲ったとしたら見てられない・・・そんな違いがあるので、水族館の方が行動展示をしやすいとのこと。

あれ?話がだんだんペンギンから遠ざかってるな~と思っていると・・・

長崎ペンギン水族館のここがスゴい

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▲中村さんのおすすめはコガタペンギン。
オーストラリアやニュージーランドに生息。

テリーさん「鳥っぽいですね」
中村さん「ペンギンは鳥やからね(笑)」

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▲中村さん「ペンギン水族館の画期的なところは、下に砂を敷いたところなんですよ。見た目に優しいし、よく歩いてます」

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▲水に入るのを怖がるペンギン。
中村さん「ペンギンは、飛び込むのも、水に上がってくるのも苦手ですね」

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▲長崎ペンギン水族館の最終兵器!海ペンギン

「誰かが海に行こうとすると、みんなも海に行くんですよ。でも、海は広いから危険だと思ってて、やっぱり集団行動をとってみんなで歩くんです。帰る時は、エサでつってね(笑)」

注目すべき点はペンギンだけではなく・・・

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▲ペンギン人形焼・・・

テリーさん「あんこ、ダダ漏れになってる」
中村さん「(笑) でもこれ、結構、おいしいですよ」

油壺マリンパークのキタイワトビペンギン

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▲中村さん「油壺の羽飾りは、特別、長いんよ」

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▲中村さん「ヤンキーが『今から始めるぞ』っていう感じ」

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▲テリーさん「レディ・ガガっぽいですね」

よこはま動物園ズーラシアのオットセイ舎

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▲中村さん「完璧に水族館なんです。脚と手を出して逆さまに浮いてる・・これこそ行動展示ですよ」

テリーさん「中村さんが水族館をプロデュースしたら、どうなるんですか?」
中村さん「3分の2は水辺にするでしょうね」
お客さん(笑)
中村さん「例えば、ゾウを泳がせるとか・・・ゾウを泳がせると速いんですよ」

動物には水がつきものなので、全ての動物に水をからませると、素晴らしい行動展示になるという。

休憩のあとは

日本におけるペンギン学の第一人者、上田一生先生。
盛大な拍手に迎えられて登場!!

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▲ペンギンのことを話しはじめたらキリがない上田先生

●まずは、先ほども話題になった「環境エンリッチメント」について。

上田先生「フォークランド諸島で、オタリアが岩場でイワトビペンギンを待ちかまえているわけですよ。何百羽というイワトビペンギンが上陸してくるんですけど、オタリアが追いかけるんですよ。イワトビペンギンがダーーーっと逃げて、2~3メートルの落差の岩場を落っこちるんです。でも、ペンギンは頑丈ですから全然平気なんです。それは野生での話ですけど、動物園や水族館でもそれを見せられたら、それはいいんじゃないかと」

中村さん「高齢のペンギンは守ってあげるとしても、そうじゃないペンギンは、そのくらいのことはしないとダメですよね」

上田先生「僕は動物園や水族館にも、6~7メートルの岩場を、一日に何回も往復するような岩場ができたらいいだろうな~って思います」

中村さん「1キロくらい平気で歩いてるペンギンもたくさんいますし」

つがいのペンギンは仲が良いけど・・・

中村さん「でも、海の中では、別々に行動してるように思うんですよ」

上田先生「繁殖期はまとまって行動してると思うんですけど、それ以外は分からないですねぇ~」

テリーさん「ちなみに、鳴き声で、『あそこにいるのがウチのカミさんだ』とか分かるものなんですか?」

上田先生「ペンギンは1羽1羽、声が違うんで、個体識別ができるんです。聞きわける能力がスゴイですね」

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▲冷静に考えると、男3人がペンギンの話で盛り上がっているという、不思議な光景

声は大事だ

上田先生「ペンギンの場合はメスがオスを選ぶんですけど、体が大きくて、低い声で、長く鳴けるオスを選ぶんです」

中村さん「カエルと一緒ですね。カエルも声が低い方がモテます。体がデカいほうが声が低くなりますし」

一方、オスの基準はハッキリしないという。

上田先生「オスは、誰にでも声をかけるんですよ。つがい相手がなかなかできない時は、とにかく目の前を通りすがる全てに声をかけます」

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▲上田先生の白熱授業

ペンギンも山の手が好き

上田さん「ペンギンも山の手が好きなんです。卵は冷たい水に浸かってしまうと死んでしまいますから、低いところよりも高いところをに巣をつくるんです。つまり、高いところにいる方が、夫婦としての力が強いっていうことになるんです」

中村さん「大抵、そういうところは海から離れてますから体力がいるっていうことですね~」

上田先生「よくできてますよね。一番上にいたペンギンが捕食者に食べられてしまうと、ナンバー2がそこにいくわけです。それを繰り返していくわけです」

中村さん「地道に頑張ることが大事っていうことですね(しみじみ)」

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▲止まらないペンギントーク

ジェンツーペンギンはよく泳ぐ

中村さん「僕、ペンギンが水中で泳いでる写真を撮るのが好きなんですけど、ジェンツーペンギンはよく泳ぎますよね」

上田先生「よく泳ぎますし、好奇心がとっても強いんですね。飼育員さんの長靴をつついたり、ひっぱたりするのは、大抵ジェンツーペンギンです」

中村さん「だから写真を撮るのに、面白いんです」

上田先生「例えば、水族館の場合は、エサの時間が決まってますから、時間が近づいてくると一斉にそわそわしたり、飼育員さんの長靴の音を覚えてたり、飼育員さんが持っているカギの音に反応してるんだと思いますね」

東北と北海道で飼育されている温帯のペンギン

上田先生「『今年もペンギン舎に暖房が入りました。本格的な冬が始まります』っていうニュースが季節の風物詩になってますよね。普通の人は『なんで?』って思いますけど、あれは水族館の方々の思いやりだと思いますね。泳いでいると温まってきますが、上がってくると寒くなるから温めてあげるのが良いです。カピバラ温泉がハヤ

りましたが、ペンギンにストーブっていうのもいいかもしれません」

中村さん「カピバラ温泉っていうのがありますけど、ペンギンにお湯っていうのは?」

上田先生「それはダメです(笑)」

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▲見よ。上田先生の話に聞き入る二人。

昔はデカいペンギンがいた

上田先生「今、分かってるのは、立ちあがって160センチくらい」

テリーさん「そんなのがいたんですか!」

上田先生「僕は出会いたくないですね(笑)フリッパーとかで、ガツンってくるでしょうから」

中村さん「デカいペンギンから滅んでいったって聞いたんですけど、なぜなんですか?」

上田先生「今、一番有力なのは、クジラと海獣に負けたという説です。クジラとかがどんどん大型化してペンギンと同じような魚を食うようになって、エサを争うようになってやられちゃったと」

中村さん「なるほど。だから、南極のコウテイペンギンはデカくても生き残ったと・・・」

イテテテ!
感心のあまり、頷きすぎて首が痛くなってしまった。

水族館の今後

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中村さんは今後の水族館について「今までは、動物を飼育しているのを見せるところだったんでが、これからは、動物を通じて何かを伝えていくところにしないとダメだと思うんです」と主張。

中村さんが手がけるサンシャイン水族館も、7月にリニューアルオープンするし、今後から目が離せない。

というわけで、3時間に渡るイベントも終了。

まだ全体の5分の1も紹介していないくらいの、内容の充実ぶり。
しかも、打ち合わせ一切ナシ!
全部を味わいたい!中村節を聞きたいという方は、ぜひカルカルへ!!

(以上、3時間座っていて、終わったあとはペンギンみたいな歩き方になっていた、やきそばかおる)

12:55
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お台場 近っ!!

りんかい線で新宿から23分!渋谷から17分!池袋から28分!

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