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ライブレポート

W杯日本VSオランダ戦の真っ最中にペンギン好きで超満員!キュン死続出! 『中村元の超水族館ナイト2010夏~ペンギンから人生を学べ!』ライブレポート('10.6/19開催)

第6回目となる大人気の水族館イベント。今回も会場は超満員。それもそのはず、前回のイルカにつづき、きょうのテーマは、みんな大好き、ペンギン! ペンギン、かわいいですよねぇ。

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左から司会のテリー植田さん、水族館プロデューサー中村元さん。
「きょうはペンギンカラーを意識してみました」

しかし開口一番、中村さん、
「ペンギンは写真はかわいい、でも実物を飼育すると大変!
 あいつら、つつくしかむし、しかもくさい!!」
と大変な話から始まってしまいました。ペンギンナイトなのに、だ、だいじょうぶでしょうか。

■イワトビペンギン、超悪い顔

「ほら、写真を見てくださいよ、あいつら超悪い顔をしてますよ」
という中村さん、えーまさかまさか、とでてきたのは、

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イワトビペンギン! たしかに悪い顔!!!

「こいつ、ペンギンプールの中の、岩場のいちばん高いところにあがっていきましてね、
あがってなにするんかなーと思ったら、この顔ですよ!」
イルカも好奇心旺盛で人間とコミュニケーションがとれるって聞きますが、中村さんによれば、ペンギンはイルカよりもはるかに表情が豊か。
ガラス越しに眺めてる人間に対しても、気になって気になって、交互にやってきては、どや! と言いに来るんだそうです。

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「おれが一番だぜ!」

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そしてここでも、イワトビペンギンはやっぱり極悪…!!

そしてしかも、ペンギンって、ほかのペンギンの巣材をこっそり盗んできてもぜんぜん悪びれない、ほんとうの悪人顔もしたりするんだそうですが…
「そういうところが、好きなんですよね」
と中村さん。あ、やっぱり、好きなんですね、よかったよかった。

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かく言う中村さんも、ペンギンを語るときは終始悪そうな…いや、笑顔でした。


■ペンギンの幸せってなに

さて、かつて水族館でペンギンの飼育係を勤めていた中村さん、あまりにのんきなペンギンたちを日々眺めるうち、「水族館のペンギンみたいにヒマ」という言葉を考え出しました。
しかし実際には、「ヒマにさせてるのは水族館だった」といいます。

たとえばチリのマゼランペンギンは、ものすごい崖を毎日のぼって、ものすごい数が毎日ずり落ちながら、前に進んでいきます。これを実際に目の当たりにした中村さん、水族館でも「家に帰るためにはすごい坂道を登らなきゃいけないプール」を提案しました。
しかし飼育係からは、"あぶない、怪我する"という声が多かった。
「でもそんなことで怪我したらペンギンじゃないんですよ」

動物園、水族館には、"環境エンリッチメント"という言葉があります。これは、動物の"幸福な暮らし"を実現させる施策のこと。
でも危ないことから守るだけでは幸せではない、危ないところを切り抜けたときの達成感、爽快感があってこそ、幸せではないか?
と、中村さんは考えています。

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たしかに、ペンギンはいつも遊んでほしそうな顔。

■しまね海洋館アクアスのペンギン館

ではそんな中村さんのオススメ水族館を2つご紹介しましょう。
ひとつは島根にある、海洋館アクアスのペンギン館。
ここは、中村さんがやりたかった、「泳いでるペンギンをみせる」、「より間近でペンギンをみせる」という2つのことを実践しています。

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巨大水槽の前で、寝転がってペンギン鑑賞が可能!

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こんなふうに、泳ぐペンギンたちを下から見ることができます!
というよりペンギンに見下ろされてる??

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そして上の階に行けば、プールを隔てることなく間近にペンギンたちが!
先ほどのとおり、かわるがわる挨拶しにくるというわけです。素敵!

■しものせき水族館 海響館のペンギン村

そして中村さんがいまイチオシの水族館が、下関にある海響館。今年の3月1日に日本最大級のペンギン施設、その名も「ペンギン村」がオープンしました。

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「なんたって、村です、村」

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こちらもトンネルでペンギンを真下から見られるうれしい仕掛け。

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ペンギン、はやいはやい!

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上は開放感あふれる屋外になっています。ペンギンだらけ!

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勝手に巣をつくったりして。
「人間があてがう巣って、ペンギンが立って入れるようにしたりしますけど、
本当はこうやって、横になって入るんですよね」

いやー、ペンギンたち、じつに楽しそうです!


■上田先生、登場

さて、おまたせしました。後半は、日本のペンギン研究の第一人者、上田一生先生を迎えてお送りいたします。上田先生は、ペンギンバイブルである『ペンギン大百科』の翻訳をてがけ、また先ほど紹介した「ペンギン村」の監修も務められたのですが。
なんの先生かというと、ほんとうは高校の社会科の先生なのだそうです。ええ!?

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本日限定のペンギンカクテルをもって、先生登場!

さて上田先生をお迎えしてお届けするのは、南極のペンギンのお話です。
というのも上田先生、ペンギン会議の研究員として、南極には2回、亜南極には5回、亜南極の島を含めるとぜんぶで10回も、訪れたことがあるというのですから。
このペンギンをみるために。

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でました! コウテイペンギン!
「かわいいですか? 悪い4人組が歩いてるようにしか見えないけど…」
とはもちろん中村さん…。

そして
「生まれ変わるとしても、エンペラーのオスだけにはなりたくないですねぇ」
と、皇帝ペンギンを前にしてもつづく中村節。

そう、「世界で最も過酷な子育てをする鳥」ともいわれているコウテイペンギン。
写真は、1月の南極で撮影されたオスの4人組。海岸から直線距離で120kmほど離れた繁殖地に向かい、1~3週間、あとからくるメスを待ちます。
メスは海でさらにたっぷりと餌をとって栄養を蓄えてから上陸、卵を産むと、また海に戻ってしまいます。
オスはそこから3ヶ月、足の上に卵をのせて、メスが餌をとってくるのを待つのです。

メスを待っているあいだに死んでしまうオスも、海に戻って餌をとるまでに死んでしまうオスも、多いのだとか。

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「でも、うまれてくるヒナがとてもかわいらしいですからね」
「ヒナがかわいいペンギンってコウテイペンギンだけ。
 モチベーションのためかもしれませんんねぇ」
と、新たな説も誕生してました。

さて最後に、そんな極寒の地、南極で上田先生が撮った写真を紹介しましょう。

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これは母船から、取材のボートが群れに近づいたところをおさえました。
コウテイペンギンも、好奇心がほんとうに強いので、ボートが近づくと
逃げるどころか気になってしょうがないんだとか。

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カメラにも、興味津々。
低い位置にかまえると、ペンギンのほうから寄ってきます。

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腹ばいになって左右の羽でバランスをとりながら進みます。これは楽しそう。

極寒の地とはいえども、ヒョウアザラシなどのこわーい天敵もいる南極。
コウテイペンギンは、「きっついなー」とか思ったりしてないんでしょうか。
そもそもなんでこんな寒いところにいるの?

一般的な説によれば、もっとあたたかいところにいたペンギン。でも、温度が低い海のほうが餌が多く、天敵も少ないので、どんどん寒いほうに移動してきたといいます。
温かくなったらなったで、餌も減ってしまうし氷山の座礁もあるし、いいことないのですね。コウテイペンギンの大変な暮らしはつづきます。

「でも、ペンギンたちはきっと、楽しんでいると思いますよ」と上田先生。

やっぱり、ペンギンの幸せって、より楽ができるとかそういうことじゃなくって、苦難を乗り越えピンチを切り抜けながら生きていくことなのかもしれないですよね。

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まだまだ語り尽くせなかったペンギンナイト。
年内に続編があるかもしれません! おたのしみに。

(田村 美葉)

09:58
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